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季節のこと
2022.09.23
台風と病気
9月に入り、気温も落ち着いて過ごしやすい季節になってきたと思います。
一方で、今月は3週連続で週末に台風が日本列島を蹂躙し、せっかくの連休が台無しになってしまった方も多いかと思います。
また台風の影響で体調を崩している方も少なからずおられるのではないでしょうか。
では、なぜ台風がくると人は体調を崩すのでしょうか?
天気の変化が原因でおこる体の不調
天候の変化により気圧・気温・湿度などが大きく変化することで自律神経が乱れ、頭痛・めまい・倦怠感・吐き気・肩こり・気管支喘息・気分の沈みなどの症状が出ます。このような気候や天気の変化が原因でおこる体の不調を「気象病」と言います。
台風は大型の低気圧であるため、内耳の気圧の変化を感じ取る神経が過敏な人は脳に過剰な刺激が伝わり、自律神経のバランスが崩れ上記の諸症状がでるといわれています。台風により温度や湿度の大きな変化や、空気中の花粉やカビなどのアレルゲン濃度が大きく上昇することにより、喘息発作が起こりやすくなります。
体調を崩さないための予防法
体調を崩さないための予防法としては、冷たい飲み物や体を冷やす食材をひかえ、3食均等に食事をとり、体を温める食材(生姜、ニンジン、かぼちゃ、ジャガイモ、リンゴ、ブドウ、納豆、味噌、チーズ、ヨーグルトなど)を食べましょう。
38-40℃のぬるめのお湯で10-15分ほど入浴したり、自律神経を整えるラベンダー、ゼラニウム、スイートオレンジなどのアロマの香りを楽しんだりするのも良いでしょう。
また適度な運動や腹式呼吸もストレス解消、全身の血行改善によいです。
もし、喘息発作が悪化したときは早めに医療機関を受診しましょう。